うずしおの『経過観察中』

日記あるいはラジオみたいなもの

根拠ベースで考える

大人になっても割と生じる悩みだと思うのですが、『将来就職難になりそうで不安』とか、『付き合ってもないのに自分には恋愛をする資格がない』とか。

頭の良い人は、ある考え方をするので、このような悩みの排除の仕方を知っています。

それが根拠ベースで考えるということです。

これは根拠となる『データ』を元に予想を立てることで、周囲のうわさ話や雰囲気、感情といった曖昧なものに基づく考えを徹底排除する思考方法です。

もしうわさ話に重要そうな情報があると感じたらなら、その根拠、情報のソースを調べます。

例えば就職難という問題ならば、コロナ問題で来年の採用枠を減らす企業の情報を得ることができます。一方でそのような情報の無い企業、業界や、再来年度のことなどは、誰にも分からないですし考えても仕方がないので、考慮から排除し、不安を極力減らします。こうすることでデータを元にして考える習慣がつきますし、情報を自分で調べて得る力も身につきます。

また、根拠を深堀りして、考えを深めることもできます。

『自分には恋愛をする資格がない』という悩みでは例として次のように分析できるとします。

根拠:相手からの反応、自分の価値(スペック)、会話の弾まなさ、幸福感の欠如

根拠から導かれる予想:自分には恋愛する資格がない(付き合ってもないのに)

上記のような考えが導かれるのですが、ここで根拠となる相手の反応や、自分の価値は、客観的に見てどうだったのでしょうか。

もしかしたら条件が変われば、根拠においたデータの内容も変わるかもしれません。

これ以上は渦潮が自分に必死に言い聞かせているようにしか聞こえないのでこの辺りでやめておきますが、要するに根拠のなかに曖昧な部分が含まれていないか、視野狭窄になっており根拠は不十分ではないか、チェックする余地が常にあるということです。

不安を完全に無くすことはできませんし、その人が背負える分の重さというのはあると思いますが、こんなふうな思考の整理の仕方があることを知ってもらえたらいいんじゃないかと。

妹にこの話をしたら、わかりやすいと言ってもらえたので、恐縮ですが書かせていただきました。

それでは。