2020-01-25(土)
いま私の目の前には、風邪を引いてもコーディングを止めない友人と、加湿器のあげる水蒸気が見えます。
タイピングと、ラジオ感覚で流しているVtuberの動画の音が深夜の騒音を気にして静かです。
同人ゲームやフリーゲームについて、創作に際しての厳しい言葉を思い出して、その記事を引用しようと思ったけれど、元記事は削除されて消えていました。
私はゲーム制作には、シナリオという形で関わっていて、こうして、プログラミングの辛く苦しい部分だけを友人に押し付けて、好き勝手に文句ばかり言って、のらりくらりと立ち回っています。
私の創作への態度は、あまり良いものではないと思います。なので、なるべく表に出ないようにしているのが正解だと思っています。口が悪いので、余計なことばかり言って力を分散させてしまうのが、制作者側のレベルでも、プレイヤー側のレベルでも良くないです。
それでもいま友人は、そんな私の目の前で、咳払いをついてから、書くべきプログラムの構造をはっきりとさせるため、ノートにシャーペンを走らせ、またディスプレイに向かいタイピングを再開しました。たまに悲鳴ともつかない唸り声を出すのも愛嬌です。
私にヘイトが向かって欲しい。その代わりゲームが完成して欲しいと、この友人を見ていると思うのです。
一年掛けても、何年掛けても、この友人はゲームを完成させると思います。
でも、まだ彼のことを知らない、未だこのゲームと出会ったことのないプレイヤーの方々は、外側の評価ですべてを判断するでしょう。(また、それは当然の理です。)
現時点では、前評判がすべてで、私の立ち回りがゲームに悪影響を与えかねません。
私はなるべくゲームを引き立てるようにシナリオを書くし、シナリオ外の立ち回りも、そうありたいものです。
読書時間 1h30m
- 『なめらかな世界とその敵』伴名練